水晶体や網膜までも若返らせる [アサイベリー]
欧米で大流行
目にいい食品といえば、ブルーベリーがその地位を確立していますが、最近、アメリカの有名人やアスリートたちの間で大流行しているのが、アサイーベリーです。「ブラジルの不思議なフルーツ」とも呼ばれるアサイーベリーは、ヤシ科の植物で、ブラジルの熱帯雨林で収穫されます。また、小さな丸い果実は濃い紫色をしており、ペリー系の果実とチョコレートをブレンドしたような昧がします。
熱帯雨林の過酷な環境で育ったアサイーベリーは、紫外線や活性酸素(老化の原因物質) と闘い、生き残るために、自ら抗酸化物質や栄養素をたっぷりと蓄えて育ちます。
最近の研究で、このアサイーベリーには肌を健やかにしたり、老化を防いだりする効果のほか、血糖値・血圧が高い人にいいということがわかってきました。
さらに今、最も注目されているのが、アントシアニン(植物に含まれる色素の一種) の含有量です。アントシアニンといえば、視力回復に欠かせない有効成分です。
注目のアサイーベリー実際に使ってみた感想はこちら。
ブルーベリーが目にいいといわれるのも、アントシアニンが豊富だからです。アメリカで行われたより詳しい食品別の比較では、アサイーベリー100g中に含まれるアントシアニンの量は414mgで、ブルーベリーは89mgでした。アサイーベリーのほうが約4.6倍もアントシアニンが多く含まれていたのです。また、赤ブドウと比較したときには、アサイーベリーのほうが10倍、また、赤ワインでは30倍も多くアントシアニンを含んでいました。
このデータの判明以降、アサイーベリーは世界的に注目されるようになったのです。同時に、視力向上や目の不調の軽快を目的に摂取する人が一気に増加しました。
視力向上に期待
アントシアニンが視力向上に役立つのは、3つの理由があるからです。1つは、水晶体(カメラのレンズに相当する器官) やも,つまく網膜( 目の奥のスクリーンの役割をする膜) をサビつかせて老化を進める、活性酸素の消去です。
アメリカ農務省も食品分析基準として使用している、抗酸化作用の高さを示すORC (活性酸素吸収能力) においても、アサイーベリーはブルーベリーよりも上位に挙げられています。
これは、豊富なアントシアニンが、体内で確かに有用に働くあかし証といえるでしょう。
2つめの理由は、血行の促進です。毛細血管を流れる血液中で発生する活性酸素を消去して、目全体の血流をサラサラに維持します。その結果、新陳代謝が活性化します。
3つめは、ロドプシンの再合成の促進です。ロドプシンは網膜にある色素体で、光を浴びると分解・再合成をくり返します。この刺激が脳に伝わり、私たちはものを見ることができるのです。つまり、ロドプシンの再合成が活発に行われると、視力が良好に保たれるのです。
このように、アントシアニンは、目の健康を維持するために大変役立つ成分といえます。アントシア: ンには、いくつかの種類がありますが、アサイーベリーはその中でも、デルフィニジンとシアニジンの含有量がずば抜けています。
特に分子量の小さいシアニジンは、目の毛細血管、水晶体、網膜との相性がよく、吸収されやすいことから、かすみ、ぼやけ、眼精疲労などの改善に、.素早い働きを期待できます。
事実、アサイーベリーの摂取後、アントシアニンの血中濃度は、わずか20~30分で高まることが指摘されています。
こういった即効性から、アサイーベリーは、長時間のパソコンや車の運転をするかたに多く愛飲されているのです。
また、加齢による視力の衰えの改善策にも、アサイーベリーを活用することは大いに有望と考えられるでしょう。
具体的には、老眼の進行に歯止めをかけたり、水晶体の濁りを防ぐことで、白内障の発症をおさえるなどのメリットが挙げられます。
さらにアサイーベリーは、強い抗酸化作用を示すポリフェノールや、筋肉の働きを助ける必須アミノ酸のほか、鉄などの微量ミネラルも含んでいます。加えて、単価不飽和脂肪酸や繊維が、体内の心肺機能と消化機能の働きを助けます。
また、カルシウムは、「アマゾンのミルク」といわれるほど豊富です。ビタミンB 群、ビタミンC 、ビタミンEなどのビタミン類も充実しかんペきており、天然の完壁なエネルギーフルーツといえるでしょう。
実際、アメリカやブラジルのスポーツ界では、エネルギー補給や疲労回復を目的に頻繁に食されています。自然食品の研究が盛んなアメリカでは、アサイーベリーの基礎実験の結果から、すでにその評価は定着しています。
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