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頑固なアトピーで素顔がわからないほどのアトピーが6ヶ月でつるつるに [美肌乳酸菌ジェル]

最近の子供は免疫力のバランスが悪く両親がアトピーでなくても2割が発症

子供はもちろん、親も悩ませているアトピー性皮膚炎は、いまや社会問題になるはど全国で急増しています。統計によると、両親のどちらかがアトピーの場合、55% もの高確率で子供にアトピーが発症します。両親がともにアトピーでない場合でも、21% の子供がアトピーを発症するのです。

遺伝のほか、子供たちの免疫力(体にとって異物であるウィルスや細菌などに抵抗する能力)にも、アトピーを招く大きな原因があります。

免疫力は、ヘルパーT1型細胞とヘルパーT2型細胞(ともに白血球内にあるリンパ球の一種。 という2つの免疫細胞によって保たれています。そのため、両者のバランスがくずれると免疫力は正しく機能しません。

体内でTh1細胞が優勢になるとリウマチ、Th2細胞が優性になるとアトピーをはじめとするアレルギー疾患を発症しやすくなります。

人間は、Th2細胞が優勢な状態で生まれてきます。その後、生活の中でさまざまな細菌や微生物に接することでTh l細胞が成熟し、両者のバランスが整います。

ところが、最近の子供は泥遊びをせず、防腐剤で滅菌された食品を毎日とっています。清潔すぎる生活環境で暮らす子供は微生物にふれる機会が少なく、Th1l細胞は成長することができません。そのため、免疫力のバランスがくずれたまま成長します。

免疫力がくずれたまま成長した子供は皮膚のバりノア機能(外部からの刺激を防ぐカ) が弱く、ダニや花粉といったアレルギーを引き起こす物質が表皮から侵入しやすくなります。 その結果、刺激されてかゆみを引き起こした肌は炎症を起こし、アトピーを発症するのです。

清潔すぎる出産環境がよくない

潔すぎるといえば、近年の出産環境も、アトピーを引き起こす原因と考えています。赤ちゃんは、母親の胎内では無菌の状態です。出産時に母親の産道を通って便や微生物にふれることで、免疫力にとって大切な腸内細菌を母親から受け取ります。ところが、一般的な病院では、分娩室はもちろん、母親の体も過剰に殺菌・消毒されています。これでは、赤ちゃんは十分な量の腸内細菌を母親から受け取ることができません。

実際、アメリカの古い研究に次のような話があります。ある発展途上国の村と都市部で乳児の感染症に関する調査を行ったところ、村のほうが衛生状態がよくなかったにもかかわらず、村で生まれた子供は誰も感染症にかかりませんでした。

一方、清潔な都市部で生まれた子供には、感染症が多発していたのです。アトピーの治療で大切なことは腸内環境を整え、体内の免疫力を高めることです。

アトピーの子供は腸内環境が顕著に悪化しているうえ、免疫機能に有益な腸内細菌(善玉菌) がとても少ないことがわかっています。素顔がわからなくなるほどアトピーが悪化した患者さんを、私はこれまで数えきれないほど見てきました。かゆみによるストレスから、軽度の抑うつ症になってしまう患者さんも少なくありません。

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